日本の七十二候を楽しむ 白井明大/有賀一広 2013.3.27.
2013.3.27. 日本の七十二候を楽しむ――旧暦のある暮らし
著者
文 白井明大 詩人。1970年東京生まれ。日々の暮らしのささやかな出来事を詩にする
絵 有賀一広 1971年伊那市生まれ。多摩美卒。『イラストレーション』誌上コンペ「ザ・チョイス」大竹伸朗選最優秀賞。「ザ・チョイス」1999年度大賞。「ザ・チョイス」ポスターが第6回世界トリエンナーレトヤマ2000の銀賞。イラストレーターとして活躍中
発行日 2012.3.2. 初版第1刷発行 2012.10.7. 第7版第3刷発行
発行所 東邦出版
木の芽起こし、初がつお、土用のうなぎ、秋の七草、羽子板市、晦日正月・・・・・。
めぐりくる季節や自然を楽しむ、暮らしの歳時記
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四季 春夏秋冬
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二十四節気 ⇒ 春夏秋冬が四立(しりゅう)で始まり、二至二分(にしにぶん)で盛りを迎え(八節)
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七十二候 ⇒ 季節それぞれの出来事を各「候」の名前としている
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この他に、五節句(人日、上巳、端午、七夕、重陽)や、節分、彼岸、八十八夜、入梅、土用などの雑節と呼ばれる季節の節目がある
旧暦 ⇒ 1872年「改暦の詔書」が出されるまで長い間親しまれてきた太陰太陽暦のこと
春 ⇒ 見つける喜びに満ちた季節
² 立春
初めて春の兆しが現れてくるころのこと
福茶 ⇒ 立春から始まる新しい年に初めて汲んだ水を若水といい、健康や豊作、幸せを招く水とされる。若水で点てたお茶を福茶といい、煎茶やほうじ茶に結び昆布や小梅などを入れたもの
初侯 東風凍を解く とうふうこおりをとく 2月4日~8日頃
旬のことば 東風 ⇒ 春風のこと
旬の野菜 蕗の薹
旬の魚介 白魚
旬の兆し 春一番 ⇒ 立春後に最初に吹く南寄りの強い風
旬の行事 初午 ⇒ 立春後最初の午の日の稲荷詣で
次侯 黄鶯睍睆く うぐいすなく
旬のことば 鶯
旬の野菜 さやえんどう
旬の味覚 鶯餅
旬の魚介 鯡(にしん)
旬の兆し 梅の開花
旬の行事 偕楽園/水戸の梅まつり
末侯 魚氷に上る うおこおりにあがる
旬のことば 渓流釣り
旬の野菜 明日葉(あしたば) ⇒ 伊豆諸島原産、今日摘んでも明日伸びる
旬の魚介 岩魚
旬の野鳥 めじろ ⇒ 黄緑の羽、目の周りが白い
旬の兆し 春寒(はるさむ) ⇒ 余寒とも
旬の行事 谷汲踊(たにぐみおどり) ⇒ 岐阜県揖斐郡谷汲村の華厳寺
² 雨水
降る雪が雨へと変わり、氷が解け出す頃のこと。農耕の準備を始める目安
雪汁ゆきしる ⇒ 山の雪が解けて田畑や人を潤す雪解けの水のこと。雪消ゆきげの水とも。時に奔流となるものを雪代ゆきしろ、雪汁で川・海が濁るさまを雪濁りという
初侯 土脈潤い起こる どみゃくうるおいおこる
旬のことば 獺魚を祭る
旬の野菜 春キャベツ ⇒ キャベツの旬は年3回
旬の魚介 飛魚
旬の兆し 藍蒔く ⇒ タデ科の1年草
旬の行事 お伊勢(いで)参り ⇒ 江戸中期から庶民の間に広まる
次侯 霞始めて靆く かすみはじめてたなびく
旬のことば 霞と霧 ⇒ 視程1㎞以下が霧、それより薄いのが霞(夜は朧)
旬の野菜 辛子菜
旬の魚介 素魚(しろうお)
旬の兆し 野焼き
旬の行事 北野菜種御供(ごく) ⇒ 道真の忌日、京都北野神社の祭礼
末侯 草木萌え動く そうもくもえうごく
旬のことば 草木の息吹
旬の草花 緑繁縷(はこべ) ⇒ 小さな五弁花
旬の野菜 菜花(なばな)
旬の魚介 蛤
旬の兆し 木(き)の芽起こし ⇒ この時期に降る雨のことで植物が花を咲かせるための大切な雨。催花雨、木の芽萌やしとも
旬の行事 浜下り(はまうり) ⇒ 沖縄で娘が潮干狩りをする風習
² 啓蟄
陽気に誘われ、土の中の虫が動き出す頃のこと
桃の節句 ⇒ 3月3日(新暦の3月下旬から4月上旬)
初侯 蟄虫戸を啓く すごもりのむしとをひらく
旬のことば 春の歌心
旬の野菜 わらび、ぜんまい
旬の魚介 鰆
旬の草花 菫 ⇒ 日本に100種以上
旬の日 事始 ⇒ 旧暦2月8日。12月8日が事納(おさめ)。お事汁(野菜を入れた味噌汁)を食べる
次侯 桃始めて笑う ももはじめてわらう
旬のことば 庭先の春
旬の野菜 新たまねぎ
旬の魚介 さより
旬の草花 桃
旬の野鳥 かわらひわ
旬の行事 春日祭 ⇒ 3月13日春日大社の例祭。藤原氏の氏神
末侯 菜虫蝶と化す なむしちょうとかす
旬のことば 夢虫 ⇒ 蝶のこと。夢見鳥とも
旬の虫 やまとしじみ ⇒ 本州以南に生息する小さな蝶
旬の野菜 葉わさび
旬の魚介 青柳 ⇒ バカガイ
旬のメモ トマトとしそのサラダ ⇒ 花粉症予防
旬の草花 かたばみ
旬の日 十六団子の日 ⇒ 3月16日に田の神様が山から里に下りて来る。神荒れといって、その日は天候が荒れやすい
² 春分
初侯 雀始めて巣くう すずめはじめてすくう
旬のことば 暁と曙 ⇒ まだ暗い時分を暁、明けてくると曙
旬の野菜 蕗 ⇒ 日本原産
旬の魚介 帆立貝
旬の草花 関東たんぽぽ
旬の野鳥 ひばり
次侯 桜始めて開く さくらはじめてひらく
旬のことば 山桜と染井吉野 ⇒ 染井吉野は江戸時代から、それまでは山桜
旬の野菜 アスパラガス
旬の魚介 さくらえび
旬の草花 こぶし
旬の味覚 桜餅
旬の行事 吉野花会(はなえ)式 ⇒ 4月11,12日金峯山寺蔵王堂にて桜を神前に供える儀式。御供撒きといって餅をふるまう
末侯 雷乃声を発す かみなりこえをはっす
旬のことば 春雷 ⇒ 初めてなる春雷を初雷
旬の野菜 うど ⇒ 江戸時代からの伝統野菜
旬の魚介 真鯛
旬の草花 木蓮
旬の日 エイプリルフール
² 清明 せいめい
全てのものが清らかで生き生きとする頃のこと
清明祭 ⇒ 沖縄で清明に行われる先祖供養(シーミー)の祭り
初侯 玄鳥至る つばめきたる
旬のことば お花まつり ⇒ 4月8日お釈迦様の生まれた日が灌仏会(え)
旬の野菜 行者にんにく ⇒ 北海道や近畿より北の山深くに自生
旬の魚介 初がつお ⇒ 旬は年2回
旬の野鳥 つばめ
次侯 鴻雁北へかえる がんきたへかえる
旬のことば 雁風呂(がんぶろ) ⇒ 津軽地方の民話に基づく春の季語
旬の野菜 たらのめ
旬の魚介 ほたるいか ⇒ 富山湾が有名
旬の兆し 鳥風 ⇒ 雁が群れをなして羽ばたく羽音。北国の曇り空のことを鳥曇(とりぐもり)という
旬の行事 イースター ⇒ 春分を過ぎて最初に来る満月の次の日曜
末侯 虹始めて見る にじはじめてあらわる
旬のことば いろんな虹 ⇒ 主虹、副虹、白虹、月虹
旬の野菜 みつば
旬の魚介 めばる
旬の味覚 雨前茶(うぜんちゃ) ⇒ 中国では清明より前に摘んだ茶葉を明前茶(めいぜんちゃ)といい、清明のを雨前茶という
旬の木 小楢 ⇒ 雑木林の代表的な落葉広葉樹
² 穀雨 こくう
作物を潤す春の雨が降る頃のこと
瑞雨(穀物を育む雨)、甘雨(草木を潤す雨)、春霖(春の長雨)、催花雨(さいかう:花に早く咲けと促す雨)、菜種梅雨、卯の花腐し(くたし:長すぎる雨)
初侯 葭始めて生ず あしはじめてしょうず
旬のことば 春眠暁を覚えず
旬の野菜 新ごぼう ⇒ 中国から薬草として入る、食用は日本だけ
旬の魚介 鯵 ⇒ 旧暦3月が旬なので字の造りに「参」が入る
旬の草花 チューリップ
旬の兆し 葦牙(あしかび) ⇒ 葦の若芽のこと。牙のように水面に伸びる
次侯 霜止んで苗出ず しもやんでなえいず
旬のことば 稲の種って? ⇒ 秋に収穫された籾を翌年の種にとっておいたものが種籾
旬の魚介 いとより ⇒ 皮霜造り(皮に熱を通す)の刺身
旬の野菜 よもぎ ⇒ モチグサとも
旬の味覚 草餅
旬の兆し 五風十雨 ⇒ 5日に一度風が吹き10日に一度雨が降る順調な天気のこと
末侯 牡丹華さく ぼたんはなさく
旬のことば 八十八夜 ⇒ 農の吉日、農作業の目安、茶摘みの季節
旬の野菜 こごみ ⇒ 草そてつの若芽
旬の魚介 さざえ
旬の草花 牡丹 ⇒ 別名富貴草、百花王、天香国色
旬の兆し 八十八夜の忘れ霜 ⇒ 5月初めの不意に冷え込む夜
旬の行事
夏 ⇒ 大自然に包み込まれる感覚
² 立夏
次第に夏めいてくる頃のこと
端午の節句 ⇒ 5月5日
初侯 蛙始めて鳴く かえるはじめてなく
旬のことば 畦の蛙
旬の野菜 にんじん ⇒ アスコルビナーゼというビタミンCを破壊する成分があるので、過熱するか、生なら酢と一緒に食べる
旬の魚介 金目鯛
旬の草花 藤
旬の行事 端午の節句 ⇒ 菖蒲湯、柏餅
次侯 蚯蚓出ずる みみずいずる
旬のことば 母の日 ⇒ アメリカから来た記念日
旬の果物 苺 ⇒ 洗うときはヘタをつけたままにしないとビタミンCが流れてしまう
旬の魚介 いさき
旬の野鳥 ほおじろ ⇒ 4~7月に繁殖期
旬の行事 長良川の鵜飼い開き ⇒ 5月1日、1300年の歴史
末侯 竹笋生ず たけのこしょうず
旬のことば 旅の日 ⇒ 芭蕉が「おくのほそ道」へ旅立った3月27日(旧暦:新暦5月16日)
旬の野菜 たけのこ
旬の魚介 アサリ ⇒ 春と秋の産卵期前が食べごろ
旬の兆し 田水張る ⇒ 代掻き(水の底の土を掻き混ぜる)
旬の行事 葵祭 ⇒ 5月15日。賀茂御祖(みおや)神社(下鴨神社)と賀茂別雷(いかづち)神社の例祭。路頭の儀と呼ばれる大行列
² 小満 しょうまん
命が次第に満ち満ちていく頃のこと。動植物とも、日を浴びて輝く季節
初侯 蚕起きて桑を食う かいこおきてくわをくう
旬のことば 木の葉採り月 ⇒ 旧暦4月の別名。桑の葉を摘むころの意
旬の野菜 そらまめ ⇒ 桜の咲いた2か月後がその地方のそらまめの旬
旬の魚介 きす(鱚) ⇒ 江戸前天ぷらの代表
旬の虫 てんとうむし
旬の兆し 田毎の月 ⇒ 棚田に浮かぶ月。千曲市の姥捨が名所
旬の行事 三社祭 ⇒ 浅草。5月第3金曜~日曜まで。三体の神様
次侯 紅花栄う べにばなさかう
旬のことば 五月晴れ、五月雨、五月雲(どんよりした雨雲)
旬の野菜 しそ
旬の魚介 クルマエビ ⇒ 鱚と並ぶ江戸天ぷらの代表格
旬の草花 紅花 ⇒ 紅の染料。和名:呉藍(中国から来た藍色の意)
旬の行事 潮干狩り
末侯 麦秋至る ばくしゅういたる
旬のことば 衣替え ⇒ 旧暦4月と10月。「更衣」という習わし
旬の果物 びわ ⇒ 早くて13年。びわ茶は免疫力を高める薬用
旬の魚介 べら ⇒ 瀬戸内海が有名
旬の野鳥 しじゅうから(四十雀)
旬の兆し 麦嵐 ⇒ 麦の穂を吹き渡る風。麦の秋風とも。麦雨(ばくう)
旬の日 路地の日 ⇒ 6月2日。下諏訪で命名
² 芒種 ぼうしゅ
稲や麦など穂の出る植物の種を蒔く頃のこと。稲の穂先の針のような突起を「芒(のぎ)」という
初侯 蟷螂生ず かまきりしょうず
旬のことば 農事暦とかまきり ⇒ かまきりは害虫をつかまえる
旬の野菜 たっきょう ⇒ 平安時代中国から
旬の魚介 あいなめ ⇒ 江戸時代は殿様の魚
旬の草花 苗代苺 ⇒ 苗代を作る6月頃に実が熟す
旬の日 稽古はじめ ⇒ 6歳の6月6日に始めると上手になる。6は小指が立つので「子が立つ」のは縁起がいいとされた
次侯 腐草蛍と為る ふそうほたるとなる
旬のことば 蛍 ⇒ 日本には40種以上生息。沖縄には20種
旬の野菜 トマト
旬の魚介 スルメイカ
旬の日 暑中見舞いの日 ⇒ 6月15日(1950年から)
旬の行事 田植えの祭 ⇒ 全国で豊作を祈る
末侯 梅子黄なり うめのみきなり
旬のことば 暦の入梅 ⇒ 梅雨入りのことを栗花落(ついり)ともいう
旬の果物 梅
旬の魚介 すずき ⇒ すすいだように身が白いのが名の由来
旬の草花 すいかずら ⇒ つぼみは金銀花という生薬
旬の日 父の日
² 夏至
初侯 乃東枯る なつかれくさかれる
旬のことば 身近な薬草 ⇒ うつぼぐさ、どくだみ
旬の果物 夏みかん
旬の魚介 鮎
旬の草花 うつぼぐさ ⇒ 冬至の頃芽を出す。花穂には利尿・消炎作用
旬の兆し 流し ⇒ 房総半島から伊豆半島にかけて梅雨の季節に吹く湿った南風
旬の日 武井武雄の誕生日 ⇒ 6月25日、諏訪の童画家
次侯 菖蒲華さく あやめはなさく
旬のことば 晴耕雨読
旬の野菜 みょうが ⇒ 食べると物忘れがひどくなるという迷信
旬の魚介 かんぱち
旬の草花 あやめ ⇒ 花にある網目模様でカキツバタや花菖蒲と分別
旬の兆し 青時雨 ⇒ 青々とした木々の葉に溜まった雨がパタパタと落ちて来ること。青嵐とは新緑を吹き抜ける強い風のこと
旬の行事 夏越しの祓(はらえ) ⇒ 12月の年越えの祓に対して6月に
末侯 半夏生ず はんげしょうず
旬のことば 祇園祭 ⇒ 八坂神社の祭礼。7月1か月間。869年の疫病の息災祈願が起源
旬の野菜 おくら
旬の魚介 はも ⇒ 祇園祭の間旬が続くので「祭りはも」とも呼ばれる
旬の兆し 半夏雨(はんげあめ) ⇒ 夏至から11日目が半夏生(はんげしょう)。田植えを済ませた農家が休息する日。この日に降る雨のこと。この日の天気によって、1年の豊作を占う習慣があった
旬の日 半夏に因んだ日 ⇒ 各地で田植えや麦刈りを手伝った人の労を労う行事がる
² 小暑 しょうしょ
梅雨が明けて本格的に夏になる頃のこと
小暑から立秋の間が、暑中見舞いの時期。梅雨が明けてから出す。小暑までは梅雨見舞い
初侯 温風至る おんぷういたる
旬のことば 七夕
旬の野菜 沖縄の夏野菜 ⇒ ゴーヤー、とうがん、へちま
旬の魚介 こち ⇒ 夏を代表する高級魚。必ず夫婦一緒にいる
旬の行事 ほおずき市 ⇒ 7月9,10日浅草寺。7月10日は功徳日でこの日に観音様にお参りすると46千日分のご利益がある
次侯 蓮始めて開く はすはじめてひらく
旬のことば 古代蓮
旬の魚介 かれい ⇒ 冬の子持がれいも楽しみ
旬の虫 アゲハチョウ ⇒ 毎日同じコースを飛び、蝶道といわれる
旬の日 藪入り ⇒ 小正月の1月15日と盆の7月15日の翌日
旬の行事 迎え火 ⇒ 先祖の霊が訪れる7月13日に火を焚く
末侯 鷹乃学を習う たかわざをならう
旬のことば 土用入り ⇒ 立秋前の18日間
旬の野菜 モロヘイヤ
旬の魚介 うなぎ
旬の野鳥 ハチクマ ⇒ クマタカの一種。東南アジアから初夏に日本来て繁殖、9月に帰る。蜂が主食。鷹の渡りは圧巻
旬の兆し 山背(やませ) ⇒ 三陸地方に吹く夏の冷たく湿った北東の風を言い、長く続くと凶作をもたらす
旬の行事
² 大暑 たいしょ
最も暑い真夏の頃のこと
初侯 桐始めて花を結ぶ きりはじめてはなをむすぶ
旬のことば 隅田川花火大会 ⇒ 7月の最終土曜日。1733年吉宗が大飢饉の死者を弔うために水神祭を行い花火を挙げたのが起源
旬の野菜 きゅうり ⇒ 身体を冷やしてくれる
旬の魚介 うに ⇒ エゾバフンウニとキタムラサキウニ
旬の草花 桐の花 ⇒ 紫の花
旬の味覚 そうめん
旬のメモ 三尺寝(さんじゃくね) ⇒ 暑い最中職人がしばし休憩すること
次侯 土潤いて溽し暑し つちうるおいてむしあつし
旬のことば 八朔 ⇒ 「朔日(さくじつ)」とは1日のこと。旧暦の8月1日を八朔と言い、その頃採れ始める早稲の穂を世話になった人に贈る習慣。「田の実の節句」とも言われ、「田の実」が転じて「頼み」となり、日頃のお礼をする日になった。芸妓や舞妓も挨拶回りする
旬の野菜 枝豆 ⇒ だだちゃまめ(山形)、茶まめ(新潟)、丹波黒大豆(京都)
旬の魚介 あなご ⇒ 関東では煮て、関西では焼いて食べる
旬の行事 蛍狩り
旬の行事 ねぶた(青森)/ねぷた(弘前)祭り
末侯 大雨時行る たいうときどきふる
旬のことば 蝉時雨 ⇒ たくさんの蝉が一斉に鳴きたてる様
旬の果物 すいか
旬の魚介 太刀魚
旬の虫 カブトムシとノコギリクワガタ
旬の行事 秋田竿燈まつり ⇒ 8月3~6日
秋
² 立秋
初めて秋の気配がほの見えるころのこと
乞巧(きっこう)節 ⇒ 7月7日。七夕の中国での呼び方。針仕事の上達を祈る
初侯 涼風至る りょうふういたる
旬のことば 秋隣(あきとなり) ⇒ 秋の気配をすぐそばに感じるという意味の夏の季語。立秋までのことば
旬の果物 桃 ⇒ 岡山の白桃が元祖
旬の魚介 しじみ ⇒ 薬効ある食材として紹介
旬の草花 つゆくさ
旬の行事 なら燈花会(とうかえ) ⇒ 8月上中旬の10日間、奈良で蝋燭が灯される行事。1999年開始
次侯 寒蝉鳴く ひぐらしなく
旬のことば 灯篭流し ⇒ 8月15日。長崎では初盆の精霊流しが有名
旬の虫 ひぐらし
旬の魚介 めごち(ネズミゴチ) ⇒ 江戸前天ぷらで有名
旬の草花 ほおずき ⇒ お盆の花
旬の行事 諏訪湖祭湖上花火大会 ⇒ 8月15日。1949年から
旬の行事 五山の送り火 ⇒ 8月16日
末侯 蒙霧升降す のうむしょうこうす
旬のことば 旱星(ひでりぼし) ⇒ 夏の夜空の赤く輝く星のうち、さそり座のアンタレスが赤く輝くほど豊作といわれた
旬の野菜 新しょうが ⇒ 八朔をしょうが節句として市が開催
旬の魚介 真だこ
旬の草花 水引 ⇒ 白い花だけは銀水引、紅白は御所水引
旬の虫 おんぶばった ⇒ おんぶしている大きいのが雌
旬の兆し 樹雨(きさめ) ⇒ 濃い霧の林で、木の葉から落ちてくる雨
² 処暑
暑さが少しやわらぐ頃のこと
初侯 綿柎開く わたのはなしべひらく
旬のことば 綿花 ⇒ 開花の後、蒴果(さくか)という実をつける
旬の果物 すだち ⇒ 徳島の特産
旬の魚介 かさご
旬の行事 伊奈の綱火 ⇒ つくばみらい市。国指定重要無形民俗文化財。空中に張った綱の上で、花火を仕掛けた人形や船を操って芝居を演じる
旬の行事 吉田の火祭り ⇒ 北口本宮冨士浅間神社と諏訪神社の秋祭り。富士山のお山じまいの祭り。8月26日の鎮火祭と27日のすすき祭り。日本3奇祭の1つ
次侯 天地始めて粛し てんちはじめてさむし
旬のことば 二百十日 ⇒ 雑節の1つ。台風が来る日で、八朔、二百二十日とともに嵐の来る農家の三大厄日
旬の果物 ぶどう
旬の魚介 ぐち(シログチ)
旬の兆し 野分(のわき) ⇒ 野を分け、草木を吹き分ける荒々しい風
旬の行事 大曲の全国花火競技大会 ⇒ 8月第4土曜。1910年から
末侯 禾乃登る こくものみのる
旬のことば 禾(のぎ) ⇒ 稲などの穂先に生えている毛、稲や麦、稗、粟など穀物の総称
旬の果物 無花果(いちじく) ⇒ 江戸時代は薬用
旬の魚介 鰯
旬の草花 きんえのころ ⇒ ねこじゃらしのこと
旬の虫 まつむし ⇒ 秋に鳴く代表的な虫
² 白露 はくろ
大気が冷えてきて露を結ぶ頃のこと
初侯 草露白し くさのつゆしろし
旬のことば 重陽の節句 ⇒ 9月9日
旬の魚介 島鯵/縞鯵
旬の草花 秋の七草 ⇒ 萩、すすき、葛、撫子、女郎花、藤袴、桔梗
旬の兆し 御山(おやま)洗い ⇒ 富士山の閉山日7月26日頃降る雨
次侯 鶺鴒鳴く せきれいなく
旬のことば 鶺鴒
旬の果物 梨 ⇒ 弥生時代の遺跡から種が発見された
旬の魚介 あわび ⇒ 2枚あるはずの貝殻が片方ないことから「合わぬ身」
旬の草花 オシロイバナ
旬の行事 筥崎八幡宮の放生会(ほうじょうや)大祭 ⇒ 秋の実りへの感謝
末侯 玄鳥去る つばめさる
旬のことば 鶏頭 ⇒ 雄鶏のとさかのような真っ赤な花を咲かせる
旬の野菜 なす
旬の魚介 昆布
旬の日 空の日 ⇒ 9月20日。1911年国産の飛行船初飛行に成功
² 秋分
初侯 雷乃声を収む かみなりこえをおさむ
旬のことば おはぎとぼた餅 ⇒ 秋がお萩、春がぼた(牡丹)餅。秋に収穫したての小豆をそのまま粒餡にしたのがおはぎ、冬を越して固くなった小豆を漉し餡にしたのがぼた餅
旬の野菜 松茸(まったけ)
旬の魚介 はぜ ⇒ 江戸前天ぷらの代表格
旬の草花 彼岸花 ⇒ 曼珠沙華とも
旬の兆し 鱗雲、鰯雲、鯖雲
旬の行事 秋の社日 ⇒ 秋分に最も近い戊(つちのえ)の日。田の神が山へ帰る日。土地の産土(うぶすな)神を祭る社へ豊をの感謝する
次侯 蟄虫戸を坯す すごもりのむしとをとざす
旬のことば 中秋の名月 ⇒ 8月15日。芋名月といって豊作に感謝。十三夜、小望月(こもちづき)、十五夜、十六夜(いざよい)、立待、居待、寝待、更待(ふけまち)
旬の野菜 里芋 ⇒ この頃が収穫期。芋名月は芋をお供えするから
旬の魚介 さんま ⇒ すべてが国産、天然
旬の草花 紫苑 ⇒ 別名十五夜草
旬の兆し 茅場 ⇒ 広いすすきの原、集落には必ずあった
旬の行事 ずいき祭 ⇒ ずいきは里芋の茎。収穫感謝祭
末侯 水始めて涸れる みずはじめてかれる
旬のことば 稲の実り ⇒ 早稲、中稲(なかて)、晩稲(おくて)
旬の野菜 銀杏
旬の魚介 とらふぐ ⇒ 下関名物、産卵前の冬が最高
旬の草花 金木犀
旬の行事 花馬祭 ⇒ 10月1日南木曽町の五宮(いつみや)神社
² 寒露
初侯 鴻雁来る がんきたる
その年初めて訪れる雁を初雁 ⇒ 新暦でおよそ10月8~12日頃
旬のことば 菊と御九日(おくんち:9月9日のこと) ⇒ 長崎諏訪大社他
旬の野菜 しめじ ⇒ 「香り松茸、味しめじ」
旬の魚介 ししゃも ⇒ 柳葉魚。柳の葉がシシャモになったというアイヌの伝説による
旬の兆し 雁渡し ⇒ 雁が来る頃吹く北風。青北風(あおきた)とも
旬の草花 ななかまど
次侯 菊花開く きっかひらく
旬のことば 菊枕 ⇒ 重用に摘んだ菊の花びらを詰めて枕にする。漢方では解熱作用があり、邪気を祓い、長寿を得る
旬の果物 栗
旬の魚介 はたはた ⇒ 秋田の郷土料理に不可欠
旬の兆し 菊晴れ ⇒ 菊の花の咲く頃に青空が晴れ渡ること
旬の行事 神嘗祭 ⇒ 五穀豊穣に感謝する伊勢神宮の祭
末侯 蟋蟀戸に在り きりぎりすとにあり
旬のことば こおろぎかきりぎりすか ⇒ ここではどちらか不明
旬の果物 柿 ⇒ 栄養豊富で「柿が色づくと医者が青くなる」といわれる
旬の魚介 鯖 ⇒ 国産の真鯖は稀少、多くはタイセイヨウサバ
旬の野鳥 真鶴(まなづる) ⇒ 中国の北部やモンゴルから飛来
旬の行事 鞍馬の火祭 ⇒ 10月22日由岐神社の例祭
² 霜降 そうこう
初侯 霜始めて降る しもはじめてふる
旬のことば 十三夜 ⇒ 後(のち)の月と呼ばれる旧暦9月13日も名月
旬の野菜 とんぶり ⇒ 秋田北部の特産品。ホウキギ
旬の魚介 ほっけ
旬の草花 紫式部
旬の野鳥 ひよどり
次侯 霎時施す しぐれときどきほどこす
旬のことば 初時雨 ⇒ 晩秋から初冬にかけての強い氷雨
旬の野菜 山芋 ⇒ 日本原産の自然薯、大和芋、長芋など600種以上
旬の魚介 きんき
旬の日 初恋の日 ⇒ 10月30日藤村の『初恋』発表(1896年)
旬の行事 宇和津彦神社秋祭り ⇒ 10月28,29日宇和島。赤い牛鬼
末侯 楓蔦黄なり もみじつたきなり
旬のことば 山粧う ⇒ 紅葉の様子。山笑う(春)、滴る(夏)、眠る(冬)
旬の野菜 さつまいも
旬の魚介 かわはぎ
旬の草花 紅葉
旬の行事 弥五郎どんまつり ⇒ 11月3日鹿児島県曾於市大隅の岩川八幡。宮崎でも
冬
² 立冬
初侯 山茶始めて開く つばきはじめてひらく
旬のことば 落ち葉焚き
旬の果物 みかん(温州みかん)
旬の魚介 ひらめ
旬の日 鍋の日
旬の行事 嵐山もみじ祭 ⇒ 11月第2日曜渡月橋上流で船上の平安絵巻
旬の行事 亥(い)の子 ⇒ 亥の月亥の日亥の刻に亥の子餅を食べると健康に育つという中国の習慣
次侯 地始めて凍る ちはじめてこおる
旬のことば 七五三
旬の野菜 ほうれんそう ⇒ 別名冬葉
旬の魚介 毛蟹
旬の草花 茶の花
旬の日 十六団子の日 ⇒ 田の神が山へ帰るのを見送る
末侯 金盞香ばし きんせんこうばし
旬のことば 水仙 ⇒ 金盞銀台ともいう
旬の野菜 れんこん
旬の魚介 甲(こう)いか、関東では墨いか
旬の野鳥 まひわ ⇒ 冬を告げる鳥。北からの渡り鳥
旬の兆し ミーニシ(新北風) ⇒ 沖縄で吹く涼しい北風。暑い季節の終り
旬の行事 出雲大社の神在祭 ⇒ 10月10~17日。八百万の神が集まる出雲では神々の応接に大童
² 小雪 しょうせつ
この頃の暖かい日を小春日和
初侯 虹蔵れて見えず にじかくれてみえず
旬のことば 新嘗祭 ⇒ 11月23日。秋の収穫に感謝を捧げる日
旬の果物 りんご ⇒ 1日1個のリンゴで医者いらず
旬の魚介 くえ
旬の草花 野茨(のいばら) ⇒ 花は5~6月、赤い実をつける
旬の日 てぶくろの日 ⇒ 11月23日。1981年より
次侯 朔風葉を払う さくふうはをはらう
旬のことば 木枯らし
旬の野菜 白菜
旬の魚介 かます(あかかます) ⇒ カマスの1升飯
旬の草花 やつで ⇒ 別名天狗の羽団扇(はうちわ)
旬の野鳥 かわせみ ⇒ 渓流の宝石、翡翠は当て字
末侯 橘始めて黄なり たちばなはじめてきなり
旬のことば 橘 ⇒ 国内の柑橘系で唯一の野生種。古来不老不死の実
旬の野菜 セロリ ⇒ 江戸時代にはオランダ三葉と呼ばれた
旬の魚介 ぼら ⇒ お食い初めに用いられるめでたい魚
旬の行事 あえのこと ⇒ 12月5日頃奥能登。田の神をもてなす。「あえ饗」とはごちそう、「こと」は祭
旬の行事 ひょうたん祭り ⇒ 12月4日 大分県千歳町の柴山八幡神社
² 大雪 たいせつ
初侯 閉塞く冬と成る そらさむくふゆとなる
旬のことば ふろふき大根
旬の魚介 ぶり
旬の野鳥 大鷺(だいさぎ)
旬の兆し 雪吊り ⇒ 積雪の多い地方で木を守るために施す
旬の日 針供養 ⇒ 12月8日
次侯 熊穴に蟄る くまあなにこもる
旬のことば 正月の事始め ⇒ 12月13日。新年を迎える支度をする
旬の野菜 ねぎ ⇒ 関東では白い部分を食べる根深ねぎ、関西は青い部分を食べる九条ねぎが好まれる傾向
旬の魚介 牡蠣(真牡蠣)
旬の草花 椿(薮椿) ⇒ 落ちる様まで「落椿」と呼ばれ散り際まで印象的
旬の行事 世田谷ボロ市 ⇒ 12月と1月15,16日。430年以上続く
末侯 鱖魚群がる さけむらがる
旬のことば 鮭 ⇒ 秋味。鮭児(けいじ:未成熟の鮭)は稀少で高級魚
旬の野菜 にら
旬の虫 むらさきしじみ ⇒ 成虫のまま越冬
旬の行事 羽子板市 ⇒ 12月17~19日。浅草寺。18日は観音様の縁日
旬のメモ 念仏の口止め ⇒ 豊作を司る年神さまが念仏を嫌うので、12月16日までに念仏おさめにする風習
旬のメモ アイヌの知恵 ⇒ 川を上る鮭を他の流域で暮らす人のことも考え節度ある漁をする
² 冬至
初侯 乃東生ず なつかれくさしょうず
旬のことば 柚子と柚子湯 ⇒ 冬至と湯治の語呂合わせからくる習慣
旬の野菜
旬の魚介 まぐろ(くろまぐろ)
旬の草花 千両・万両 ⇒ 正月飾りとして縁起がいい。夏に小花が咲く
旬の野鳥 こげら ⇒ 啄木鳥の1種
旬の兆し 雪風巻(ゆきしまき) ⇒ 激しく吹く風を「風巻(しまき)」
次侯 麋角解つる しかのつのおつる
旬のことば 小晦日(こつもごり) ⇒ 12月30日。月が隠れる意で、旧暦では月末が「月籠(こも)る→つごもり」
旬の野菜 かぼちゃ ⇒ 冬至には「ん」の付く物を食べると運気が上がる
旬の魚介 鯉
旬の野鳥 おなが
旬の行事 歳の市 ⇒ 正月用品の買い物客で賑わう
末侯 雪下麦を出だす せっかむぎをいだす
旬のことば 正月とお盆には、収穫に感謝し、豊作を願い、先祖を敬う儀式
旬の野菜 百合根
旬の魚介 伊勢海老
旬の野鳥 雀
旬の兆し 初茜 ⇒ 初日の出の直前の茜空。東雲(しののめ)の空と対
旬の行事 年越しそば
² 小寒
初侯 芹乃栄う せりさかう
旬のことば 春の七草 ⇒ 芹、なずな、ごぎょう(ははこぐさ)、はこべら(はこべ)、ほとけのざ(こおにたびらこ)、すずな(蕪)、すずしろ(大根)。5節句の1月7日の人日(じんじつ)に七草粥を食べる
旬の魚介 鱈
旬の日 つめきりの日 ⇒ 1月7日。七草粥を作る前に浸した水に爪をつけてから切るとその1年風邪をひかない
旬の行事 どんど焼き ⇒ 松の内(関東7日、関西15日まで)の翌日松飾を焼いて年神さまを天に送る
次侯 水泉動く すいせんうごく
旬のことば 十日戎 ⇒ 1月9~11日。今宮戎神社。商売繁盛祈願
旬の野菜 春菊 ⇒ カロテンが豊富
旬の魚介 氷下魚(こまい) ⇒ 干物はヒメダラ
旬の草花 柊 ⇒ 葉の棘が「疼(ひひら)く」(ひりひり痛む)が名の由来
旬の兆し 寒九の雨 ⇒ 寒に入って9日目の雨。豊作の吉兆
旬の行事 鏡開き ⇒ 1月11日。年神さまへのお供えのお下がり
末侯 雉始めて雊く きじはじめてなく
旬のことば 小正月 ⇒ 1月15日。新年最初の満月を祝う。本来はこの日までが松の内。小豆粥を食べる習慣。女正月とも
旬の野菜 蕪 ⇒ 柔らか味の増す春と、甘みの増す秋~冬が旬
旬の魚介 鮟鱇
旬の草花 臘梅(ろうばい) ⇒ 旧暦12月を臘月(ろうづき)ともいう
旬の野鳥 雉
² 大寒 だいかん
初侯 款冬華さく ふきのとうはなさく
旬のことば 二十日正月 ⇒ 正月働いた女性の里帰り。骨正月、団子正月
旬の野菜 小松菜
旬の魚介 赤貝 ⇒ 東京湾産が最高級とされていた
旬の草花 南天
旬の野鳥 あおじ ⇒ 夏は山に生息
旬の日 初地蔵 ⇒ 1月24日。お地蔵様の縁日は毎月24日
次侯 水沢腹く堅し みずさわあつくかたし
旬のことば 春隣 ⇒ 冬の季語
旬の野菜 みずな ⇒ 京では水と土だけで育てる。他地方では京菜とも
旬の魚介 わかさぎ
旬の草花 福寿草 ⇒ 正月頃に咲くので別名元日草
旬の野鳥 じょうびたき ⇒ チベット辺りから冬になると渡ってくる
末侯 鶏始めて乳す にわとりはじめてにゅうす
旬のことば 節分 ⇒ 季節の変わり目の前日は全て節分。室町から春のみ。年の数だけ豆を食べると健康になる
旬の果物 金柑 ⇒ ミカン科の一番小さい果実
旬の魚介 めひかり ⇒ 深海魚(水深2~300m)
旬の日 晦日正月 ⇒ 1月31日。晦日宵、晦日節とも
旬の行事 恵方巻 ⇒ 節分の夜、その年の縁起のいい方角(恵方)に向かって具7種入った太巻きを黙って丸かぶりすると福が来る
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