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作文の技術  外岡秀俊  2022.1.25.

  2022.1.25.  「伝わる文章」が書ける 作文の技術 名文記者が教える 65 のコツ   著者 外岡秀俊 ジャーナリスト。元朝日新聞東京本社編集局長。 1953 年札幌生まれ。東大法在学中に、小説『北帰行』で文藝賞受賞。 77 年朝日新聞社入社。学芸部、社会部、外報部、ニューヨーク特派員、アエラ編集部、編集委員、ヨーロッパ総局長などを経て、 06 年東京本社編集局長に就任。 11 年退職。   発行日            2012.10.30.  第 1 刷発行 発行所            朝日新聞出版   はじめに この本の成り立ち : 文章を磨くには ; ① 作家やエッセイストが書いた優れた文章、美しい文章を模範として、真似ること ② 実際に書いた具体的な文章を通して、欠点や改善すべき点を洗い出し、表現を改めていく 第1章         基本編――読者からのエッセイを募集して読者が共通して感じる文章上の「悩み」や「工夫」を洗い出し、その過程で汲み取った技法上のポイントを纏める 第2章         応用編――技法をさらに掘り下げ、文章を書く「心がまえ」を考える 第3章         実践編――優れた文章を読み解くことを通して、どうすれば、より「文章を磨く」ことができるかを纏める この本が目指すもの ; いい文章を書くときの原則 ①    相手に正確に意味が伝わる ②    相手に誤解を与えない ③    相手に負担をかけない ④    心地よい読後感が残る 文章の 3 要素――正確さ、わかりやすさ、美しさ 正確さの代表格は法律の条文で、言葉を厳格に定義する 美しさの典型は詩で、言語の美を追求 わかりやすさの典型は新聞記事で、中学生が理解できる文章が標準 いい文章を書くコツは、この 3 つの要素が均等にバランスを保つように配慮すること まずは、「正確」で、「わかりやすい」文章を書くことを目標にする   第1章      基本編―― 1 文を簡潔に書く 01      1 文を短くする 1 つの文は出来るだけ短く 読点で文章に切れ目を入れ、読点を句点に置き換えられないかを考える 特に文章の出だしは簡潔に