反骨魂 後藤亘 延江浩 2026.2.1.
2026.2.1. 反骨魂 後藤亘「ミスター FM 」と呼ばれた男 著者 延江浩 1958 年東京都生まれ。ラジオプロデューサー、作家。暁星高校、慶應義塾大学文学部卒業。 82 年、エフエム東京に入社。『村上 RADIO 』をはじめ、音楽番組からドキュメンタリーまで、幅広い分野で数多くの番組を手がける。 ABU (アジア太平洋放送連合)賞ドキュメンタリー部門グランプリ、日本放送文化大賞グランプリ、ギャラクシー大賞、放送文化基金賞ラジオ番組賞、 JFN 賞大賞、同特別賞などを受賞。『アタシはジュース』で小説現代新人賞受賞。本稿脱稿後 2025 年 4 月 6 日急逝 発行日 2025.10.30. 第 1 刷 発行所 文藝春秋 第一章 玉音放送 l 空に憧れていた少年 父は米沢出身で刀剣の鑑定と販売を生業としていたが、戦後は失業、古物商に 少年航空兵に憧れる l 母の涙の訴え 少年航空隊に入りたいと言った亘に対し、母は陸軍幼年学校に行けと諭す l 少年航空兵志願を断念 '45 年、旧制福島中に進学 l 会津若松駅前で聞いた玉音放送 亘は終戦の詔勅を仙台陸軍幼年学校の身体検査に向かう途中、会津若松駅で聴く 第二章 北への逃避行 l 軍歌が電波上から消えた l 敗戦とともに消え失せた夢 学制改革で旧制中学 4 年の亘は新制高校の 1 年に。価値観・倫理観の混乱の中に埋没 l 夜行列車での家出 ‘50 年朝鮮戦争勃発。当てもなく家出して青森に向かう l 津軽海峡を吹き抜ける冷たい風 函館行きの洞爺丸に乗る l 大...