スポーツビジネス 最強の教科書  平田竹男  2018.2.18.


2018.2.18. スポーツビジネス 最強の教科書 (2)

著者 平田竹男 早大大学院スポーツ科学研究所教授。1960年生まれ。横浜国大経営学部卒。ハーバード大ケネディスクール行政学修士、東大工学博士。82年通産省入省、在ブラジル大使館一等書記官、大臣官房法令審査委員、通商政策局資金協力室長等を歴任
通産省在職中の89年から日本サッカー協会にボランティアとして、プロリーグ化検討委員会に参加し、93年にスタートするJリーグ発足に尽力。9194年ブラジル勤務中も日本サッカー協会国際委員として02年ワールドカップ日本招致にも携わる。97年からは資源外交を牽引していたが、夢の実現のため資源エネルギー庁石油天然ガス課長を最後に転職し、02年日本サッカー協会専務理事に就任。スポーツ界の人材育成の重要性に目覚め、06年からは自ら設立に関与し、同年発足した早大大学院スポーツ科学研究科教授に就任、トップスポーツビジネスを教える。日本スポーツ産業学会会長、日本体育協会理事、日本陸上競技連盟理事のほか、13年より内閣官房参与、内閣官房東京オリンピック・パラリンピック競技大会推進本部事務局長も務める

発行日           2017.11.9. 発行     
発行所           東洋経済新報社


第1部        欧米のスポーツビジネス
アメリカのプロスポーツと、ヨーロッパのサッカーについて解説
第1章        アメリカの4大リーグとMLS
NFLMLBNBANHLMLS(サッカー)
ペイトリオッツ、グリーンベイ・パッカーズ

第2章        ヨーロッパのサッカーリーグとクラブ
イングランドのプレミアリーグ
ドイツのブンデスリーグ
スペインのリーガ・エスパニョーラ
イタリアのセリエA
フランスのリーグアン
5大リーグのユース育成
UEFAランキング
世界最大級のスポーツイベント、FIFAワールドカップ



第3章        欧米のリーグ構造の特徴と諸外国のリーグ




第2部        日本のプロスポーツの経営
第4章        野球
球団の収支、各球団の取り組み、親会社、プロとアマの関係

第5章        サッカー
第6章        バスケットボールとラグビー
第7章        個人競技のスポーツビジネス


第3部        スポーツビジネスのトリプルミッションと逆台形モデル
スポーツ発展の仕組み
スポーツ発展のための好循環としての「トリプルミッション」、「逆台形モデル」
第8章        トリプルミッション
勝利、普及、資金という3つのミッションを達成する上で経営の方向性を示す「理念」を軸に捉えることが重要 ⇒ この概念を「トリプルミッション」という

第9章        逆台形モデル
選手のみならず信販や指導雄社、あるいはスポンサーやメディアといった競技の発展には欠かせない多くの分野でトップになる人々が増える、ステークホルダーが増えていく構図を「逆台形モデル」と呼ぶ


第4部        スポーツメディアとスポーツマーケティング
TVとインターネット
第10章     スポーツとテレビ
放映権、視聴率


第11章     スポーツとネット映像ビジネス
第12章     スポーツとSNS
第13章     スポーツとスポンサー
スポーツのメディア価値
オリンピックとFIFAワールドカップのスポンサーの変遷
IOC0912年にオリンピックで得た総収入は8,046百万ドル、うち総スポンサー収入が3,885百万と約48% ⇒ 85年からThe Olympic Partner Program導入
FIFA1114年ワールドカップによる総収入5,718百万ドル、うちマーケティング収入が1,658百万と約29





第5部        スポーツメーカーとスタジアム・アリーナ
第14章     スポーツメーカー
世界上位5社 ⇒ アシックス、ナイキ、アディダス、アンダーアーマー、プーマ

第15章     スタジアムとアリーナ
第16章     スポーツライフとフィットネス産業
第17章     国とスポーツ











2018.1.14. 朝日
(舞台裏)スポーツ界の変化を反映
メモする
 2013年に東京五輪開催決定、15年にスポーツ庁発足、16年はバスケットのBリーグ誕生。ここ数年、スポーツ界で大きな節目が続く。
 ビジネスの側面からスポーツをとらえた『スポーツビジネス 最強の教科書(第2版)』(平田竹男著、東洋経済新報社・4320円)は、この間の変化を物語る。初版は12年。5年で改訂し、厚さは1・4倍に。
 ビジネスというとファンにはやや縁遠くも感じる。東洋経済新報社出版局の岡田光司編集第一部長は「歌舞伎、映画、テレビとお金がかかったコンテンツは面白いのも事実。今それがスポーツなんです」と話す。
 各競技やチーム運営の豊富な実例とともに、メディアやス
ポーツメーカーの動向、震災復興や国際政治におけるソフトパワーとしてのスポーツの役割も紹介。新たにネット配信の現状も盛り込んだ。スポーツの多彩な魅力と可能性が伝わってくる。
 (西正之)


別の道歩む勇気 日下部聡
201835 日本経済新聞 朝刊
「高校の時から官僚志望なんだ」「なんだ、俺もだ」。19歳、横浜国立大からの帰り道に知り合ったのが早大教授の平田竹男。今は政府の2020年オリンピック・パラリンピック東京大会推進本部事務局長で内閣官房参与だ。
同い年で大阪出身、横国に珍しい「官僚志望」と共通点が多く、意気投合。彼の下宿に上がり込み、夢を語り合った。二人三脚で猛勉強して筆記試験を通った。
次は各省庁の面接。平田は明るく人懐っこく型破りで気に入られた。私は理詰めな性格がたたってかうまくいかない。弱音を吐くと「12回で諦めるんじゃない、一緒に行こう」。彼に励まされながら乗り切り、二人で通産省(現経済産業省)へ。
苦しい時には互いに悩みを打ち明け、助け合った。平田は資源外交などで結果を残したが、1993年のJリーグ立ち上げに関わり、40歳代で日本サッカー協会に移る。「通産で一緒にやると言ったじゃないか」。泣いて止めると、彼は「挑戦させてくれ。サッカーで日本を変えたいんだ」と語った。

賛否があっても信じることを語り、周囲を巻き込んで動かす。平田が背中で示したのは、これからの行政官に必要な力だ。別々の道を歩むことになったが、その勇気や度量をいま一度、見習いたい。(くさかべ・さとし=資源エネルギー庁長官)


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