バラとサツキから生まれた わたしはムッチャン 清水睦美 2023.7.11.
2023.7.11. バラとサツキから生まれた わたしはムッチャン
著者 清水睦美 昭和17年6月5日市川市生まれ。小中高を経て、昭和41年2月大学時代の同級生と結婚。3人の子供を産み、昭和50年2月夫と会社を設立。医薬分業の流れの中で役員として活躍し、夫と開局し経営にあたる。夫亡き後、3人の子供、5人の孫達と幸福に生活している
発行日 2022.9.15. 初版第1刷発行
発行所 文芸社 (文芸社セレクション=文庫)
帯
なにごとにも積極的で男勝りの
戦前生まれの女性が
薬局経営に挑戦し、
生涯現役を志す
熱血自分史
「あんな人と結婚するのは、どんな人かしら?」
生涯の伴侶と出会い、女手で3人の子を育て、
次々に薬局出店を果たすと、団体初の女性会長に!
幼少期の武勇伝から悠々自適の現在まで、
公私ともに充実した日々を綴ったムッチャン奮闘記
薔薇と椿の間に生まれた、匂いバンマツリの花で、優雅で楽しく痛快に人生を生きているおばあさんのお話です!!
序章 前菜
人生の生き方に原則を作る。モットーは12。①用意周到に行動、他
父は産婦人科医。庭に60本ほどの薔薇を植え、日本医師会に薔薇会を作る。赤髭先生
母はK音大出のピアニスト、お洒落な人
兄、姉、私、弟の4人兄弟
料理の出来ない私を妻にしてくれた夫は、父から伝授された海釣りが高じて魚釣りに興じ釣り師になりたいと毎週海釣りに出かけたが、料理の好きな人で、調理と調剤の心は同じだと言い、私はこの考え方が好きだった
第1章
スープ
匂蕃茉莉は、ナス科のブルンフェルシア属の常緑樹。初夏から夏にかけて、漏斗状の花弁で、5弁に開く花が咲く。花の咲き始めは濃い紫、次に薄紫、最後は白い花に変化。強い芳香があり、「蕃からの茉莉」の意で「外国からのジャスミン」とされる。パーツ全体に神経毒性があり、未熟な果実や種等に中毒成分が多く含まれるので注意が必要
母の実家のある会津若松に疎開。兄は小児麻痺、姉はジフテリア、私は水疱瘡。弟を伯母に預け、母1人で奮闘
祖父は銀行を経営、4人の娘を持ていたので、従兄弟が多い
卵のために飼っていた鶏が鍋に入っていると聞かされ、それ以来鶏肉はNG
第2章
パン、ライス
昭和30年、市川市立の高石神小学校卒業。卒業式で答辞を読む。1年の時から5年の兄のクラスで”凄い妹がいるから気を付けろ”と評判をとり、実際箒をもって殴り込みに
昭和33年、一橋中学校卒業。千代田区の体育優等生で表彰。成績はベスト10に入り、秋山と生徒会の会長・副会長のコンビ。本八幡に転居。日比谷の入試は851点で合格。日比谷に68人合格し、初めて麹町を抜いたと職員室が湧いた
昭和33年4月、日比谷高校入学。川島裕から「お前のうちは医者か」と馬鹿にした笑い方をされ腹が立つ。早川はエトワール海渡に行くときに快く秘書を紹介してくれた。雑誌部では2年で編集長をやり16号を編集、次を嶌に託すが、後日彼の講演を聞きに行くと、モサッとしていた高校の頃とは別人。いつも成績トップだったのが加藤正男、低温の声にしびれて2年から付き合い始め結婚を約束したが、相手の家に挨拶に行ったとき、ストレートで東大に入れなかったのを私との付き合いのせいにされ、訣別を宣言。たまに休講になると渋谷に出て煙草を吸ったりパチンコをして遊んだが未だに両方とも続いている
昭和36年4月、明治薬科大入学。キャンパスは野沢、同じ日比谷のえっちゃんと一緒に
高校で一緒で放送部の平崎から代々木の菖蒲園に誘われ、加藤正男がストレートで入れなかった理由を問われ、「お前を1人占めにしたので周囲が頑張って成績を上げたためだ」と聞かされる
夫となる清水は薬大の同級生。歳は1つ上。満洲からの引き上げで、父は軍人、戦後は職業を転々、母親が薬局の娘だった関係で薬学に進む
弟は、父の跡を継いで産婦人科の医者に。12代目。その子供たちも医者に
姉は短大出の栄養士、日比谷の先輩で生徒会長だった清水一郎と昭和40年結婚、早大出のIBMのコンピューターエンジニア
昭和40年6月、薬剤師の国家試験合格
第3章
メインディッシュ 魚
結婚までの腰掛で精神病院に勤務。夫は製薬会社のプロパーとして入社
昭和41年2月結婚。翌年長女誕生、さらに2年後長男誕生、その2年後次女誕生
昭和48年10月、稲毛に店舗付き住宅を探し、薬局開局
昭和49年、医薬分業に向けて千葉市薬業会、千葉市薬剤師会の協議に参加。千葉市が運営する夜間救急診療所に薬剤師のボランティアで働く
昭和59年月丘に2店目開局
第4章
メインディッシュ 肉
平成3年、国立病院の全面院外処方箋発行移行。同年初孫誕生
平成6年、第27回日本薬剤師会学術大会の会長として、大会を取り仕切る
平成10年、次女が薬剤師の国家試験パス
第5章
コーヒー、紅茶
平成30年2月、夫が急性リンパ性白血病で入院、11日後に死去
第6章
デザート
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