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超訳 芭蕉百句  嵐山 光三郎  2026.2.10.

  2026.2.10.   超訳 芭蕉百句   著者 嵐山 光三郎  1942 年、静岡県生まれ。『素人庖丁記』により講談社エッセイ賞受賞。『芭蕉の誘惑』により JTB 紀行文学大賞受賞。長年の薀蓄の末に到達した芭蕉像を描いた『悪党芭蕉』で、泉鏡花文学賞、読売文学賞をダブル受賞。他に『文人悪食』『追悼の達人』『「下り坂」繁盛記』『不良定年』『ごはん通』『「世間」心得帖』『年をとったら驚いた ! 』『枯れてたまるか ! 』『超訳 芭蕉百句』など著書多数     発行日             2022.9.10.  第 1 刷発行 発行所             筑摩書房  ( ちくま新書 )     『子規全集』で俳句への関心を高めている折、文藝春秋に嵐山の追悼記事があり、高い評価を受けたとある   『 26-02  悪党芭蕉』参照     カバー袖 いまや日本の誰もが知っていて、神格化すらされている俳聖松尾芭蕉。だが、その実像を我々は本当に知っているのだろうか。『悪党芭蕉』『芭蕉という修羅』などの一連の芭蕉評論で、これまでに知られてこなかった芭蕉の姿を描き出した著者が、代表句百句を選りすぐり、タブーとされてきた衆道の側面や隠密としての行動を明らかにしつつ、虚実が分かちがたく絡み合う芭蕉の俳句ならではの魅力を探る。著者一流の独特な視点と軽妙な文体による「超訳」によって松尾芭蕉の実像に迫る。   はじめに──「旅する者」も闘いである この 100 句は、『奥の細道』の旅が、幕府の諜報を兼ねていたという前提で訳している 『ほそ道』のたびに随従していた曾良は伊勢長島藩の謹言 ( ママ ) 実直な武士で、芭蕉没後は九州壱岐・対馬の巡見使となる。巡見使は幕府が諸藩に巡検した監察官。曾良が記録した『旅日記』により『ほそ道』紀行の虚実がわかる 紀行文は虚実おり交ぜた創作で、句は言...