21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考 Yuval Noah Harari 2021.1.23.
2021.1.23. 21 Lessons 21 世紀の人類のための 21 の思考 21 Lessons for the 21 st Century 2018 著者 Yuval Noah Harari 歴史学者、哲学者。 1976 年イスラエル、ハイファ生まれ。英オックスフォード大で中世史、軍事史を専攻して 02 年博士号取得。エルサレムのヘブライ大教授 ( 歴史学 ) 。 18 年ダボス会議での基調講演など世界中の聴衆に向けて講義や講演も行う。世界的なベストセラー作家 訳者 柴田裕之 ( やすし ) 翻訳家。早大、 Earlham College 卒。訳書にハラリ『サピエンス全史』『ホモ・デウス』ほか 発行日 2019.11.20. 初版印刷 11.30. 初版発行 発行所 河出書房新社 『サピエンス全史』で人類の「過去」を、『ホモ・デウス』で人類の「未来」を描き、世界中の読者に衝撃を与えたハラリ。本書では、ついに人類の「現在」に焦点を当てる―― テクノロジーや政治を巡る難題から、この世界における真実、そして人生の意味まで、われわれが直面している 21 の重要テーマを取り上げ、正解の見えない今の時代に、どのように思考し行動するべきかを問う 今や全世界からその発言が注目されている、新たなる知の巨人は、一人のサピエンスとして何を考え、何を訴えるのか。すべての現代人必読の 21 章 はじめに 的外れな 情報で溢れかえる世界にあっては、明確さは力 人類の将来についての議論にだれでも参加は出来るが、日々の差し迫った課題に追われている人を抜きにして人類の将来が決まったとしても、その決定がもたらす結果を免れることはできない。これは何とも不公平だが、そもそも歴史は公平なものではない 著者は歴史学者として、それなりの明確さを提供するように努め、それによって世の中を公平にする手助けは出来る。それに力を得て、人間という種の将来を巡る議論に加わる人が僅かでも増えたなら、私は自分の責務を果たせたことになる 『サピエンス全史――文明の構造と人類の幸福』では、人間の過去を見渡し、ヒトという